「なぜ、県の排水基準に係る土地条件を大きく超えているため建設でできない計画だったにもかかわらず、開発許可が出されたのか。」
今回の裁判をおえて、勝敗よりももっと気になるのが、この「不当な開発許可」問題です。 しかも今回の白保リゾートホテル建設は白保公民館の臨時集会で不同意とされた計画であり、住民の意思を全く尊重することなく沖縄県の開発許可がおりています。
基準に達していないホテル計画について沖縄県が「開発許可」を出したことは、これからの石垣島、沖縄県にとって絶対に見過ごせない問題だと思います。
そこでこのたび、訴訟の原告7人が沖縄県開発審査会に開発許可の審査請求おこない、開発許可の取り消しを求めることになりました。
「この主張が認められる可能性は決して高くありませんが、訴訟をおこしてまでも白保の暮らしや環境を守ろうと立ち上がった私たちにとっては、このまでは見過ごすことは出来ないという想いです。沖縄県に白保住民の声をしっかり届けたい」
本来、不服審査請求は開発許可がでてから3ヶ月以内におこなうと定められていますが、今回の裁判の中で開発許可の不当性が明らかになったので、この度請求期間を超えて行うことになっています。
協議会としても、結果がどうなるかはさておき、白保住民の声を届けてくれているこの請求に協力し応援したいと思います。
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