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ホテル計画地の目の前の海には、世界最大級のアオサンゴ群集が生きるサンゴ礁が広がっています。 今回のホテル計画では、ホテルから流れる生活排水や汚水は敷地内で浄化槽によって処理をされたのち、その処理水を地下浸透させる予定となっています。
しかしその浄化槽から排出される処理水の水質は、健全なサンゴ礁で見られる水質基準の100分の1にも及ばないのです!
白保海岸は絶滅危惧種に指定されているウミガメの産卵地となっています。 ウミガメの産卵は本来、人工的な光が届かないところで行われるため、スマートフォンの画面の明かりだけでも、ウミガメは産卵を諦めて海に帰ってしまう繊細な生き物です。 ウミガメは来年も再来年もこの白保の海に帰って来ることができるでしょうか?
観光客が過剰に増えた場合、海は?浜辺は?集落はどうなるのか・・・
適正な利用人数を超え、過剰なシュノーケル利用者によって壊されるサンゴ。浜辺でのゴミ問題、ビーチエントリーによる水難事故の増加。そして集落内での交通事故増加等、たくさんの影響が考えられますが、私たちが一番懸念しているのは「白保らしさ」が失われることです。
過剰な観光利用によって今までバランスよく付き合ってきた「観光」と「暮らし」。これからどうなるのでしょうか。
もし地元の人たちと業者がしっかりと話合い、きちんとした協定を結んでホテルを建設したとしても・・・数年後他の業者に転売されたらどうなるでしょうか。石垣島のホテルは、最近経営主体が変わる事例が多く、もちろん経営が変われば経営方針も変わるでしょう。利用客層も変わるかもしれません。 地元の人と業者間の協定が白紙にもどされたり、何かあった際に協定など知らなかったと言われることはないのでしょうか。 事業者は2014年に予定地の隣に太陽光発電施設を開発しましたが、2017年には売却してしまいました。
白保村の歴史は古く400年前にさかのぼります。 その歴史や自然景観などは「公民館指定文化財」として大切に守られています。 その文化財にも含まれる村の自然や景観を脅かす白保村でのリゾートホテル建設。
「海」「畑」「牧場」「丘」「川」これらの全ては村の宝でもあります。私たちはこの豊かな自然と景観を次世代に残し、守り続けたい。