受け継がれてきた「白保の魅力」を残したい
日本の中でも、特に注目を集める観光地のひとつがここ石垣島であり、2013年の新石垣空港の開港後は島民人口の26倍を超える年間130万人以上の方が訪れるようになりました。またTVや雑誌でもたくさん取り上げていただき、たくさんの方々に石垣島の魅力が伝わっていることでしょう。
しかし、近年『受け皿不足』というキーワードだけで、島内のあちらこちらに大型のホテルが計画・建設されていくことに、島に生まれ育った者として違和感を感じています。その“受け皿”のせいで、島の豊かな自然が壊され失われていくのでは…
私たちは、これまで先人達が守ってきた大切な島の魅力を観光客の方にだけでなく、島の未来を羽ばたく島の子供達に受け継いでいきたいと考えます。
現在、この小さな村に大きなリゾートホテルの計画がもちあがり、その計画の中から見えてくる問題を考えながら、村の将来と向き合っていけたらと思ってます。
――― 白保リゾートホテル問題連絡協議会とは・・・
この会は白保ホテル&リゾーツの計画が持ち上がった際に、白保公民館からの要請で開発事業者と意見交換をしていた4団体が、名前を「白保リゾートホテル問題連絡協議会」として窓口を一本化し、ホテル建設の問題を考えることを目的に2017年7月に結成されました。
2005年にサンゴ礁の保全とその持続的な利用による地域の活性化を目的として設立。
会員:白保のサンゴ礁海域で漁業・観光業を営む個人・団体、保全・再生事業を営む個人・団体。
●「白保ハーリー組合」
海の航海安全・大漁を願う「白保海神祭」を主催する団体。白保海岸の環境保全活動も行っている。
会員:白保のサンゴ礁海域で漁業・観光業を営む個人、組合の趣旨に賛同する個人。
「白保村ゆらてぃく憲章」に基づく活動を通して、文化や自然資源などの白保らしさを保全・継承し、安心して暮らし続けることの出来る村づくりを、地域住民の手によって進めることを目的として2012年に設立された特定非営利活動法人。
会員:14名
伝統的な自然の恵みを利用する知恵を受け継ぎ、地域特産品の販売を促進するため2008年に設立され、毎週日曜日に「しらほサンゴ村」にて日曜市を開催。現在はNPO夏花の事業の一部でもある。